これでいいのだ

お久しぶりの投稿です。

なぜかある日から、スマホでこのサイトを見ると、月のアイコンがバカでかく表示されるようになったのですが、原因がわからず放置してます。
月が主張し過ぎですみません。

そういえば、今日は雲ひとつない夜空に満月がとても美しく浮かんでいたので、しばらく見惚れていました。

…本題。
アラフォーのたわごとです。(ほとんどひとり言)

先日、月9ドラマ『シャーロック』の録画を観ていたら、こんなセリフが出てきました。

「人には、人生をリセットしたくなる瞬間がある」
(だったかな。正確なセリフは覚えていなくてすみません。岩ちゃんのセリフだった気がする。）

ああ、あるなあ…としみじみ思いかけた瞬間、一緒に観ていた家族が、間髪入れずに

「そうかあ〜？」

と言ったので、びっくりして思わず二度見。
人生リセットしたいことだらけの自分には驚きの発言過ぎた☆

「ないよねえ、そんなこと」

と、確信に満ちた表情で返答を求められ。

な、ないのかーい。すごいなあ。
それが普通？？？
人様の本当のところは分からないので、どうなのだろう？

ただ、あんまりあっけらかんと言われたので、後悔ばっかり繰り返してきた自分がアホらしくなってきたというか(笑)

こうでなければ！って思いが強いほど、後悔や不満も増えるのかもしれない…。←若い頃の自分。反省。

そればかりでなく、もっと深刻な、自分の意志とは無関係に降りかかる困難というものに翻弄されるのも人生。
(ドラマもかなり重い内容だった)

もしかしたら、そういうものを克服しての、あえてのあっけらかん発言か。
そうだったら尊敬してしまう。
何にしても、今そう言えてしまうことがうらやましい。

自分のここまでの人生はといえば、平凡で、失敗だらけで、後悔だらけで、深刻なものから、かなりくだらないものまで悩みだらけで、人に語れるようなことも特にない。
(あ、悲しくなってきた)

だけど、そんな自分の人生でも最近はそれなりに愛おしくも感じます。
自分はこれでいいんだと思います、たぶん。

バカがつくくらい不器用でカッコつかない人生だけど、別に人生にカッコなんてつかなくていいし、つけなくていいのだ。←開き直り。
自分の人生だし。

歳を重ねるほど、諦めて、手放しての繰り返しで、だけどきっと本当に大切なものはなくならずに残っていて、それは目に見えるものとは限らないけど、たぶん目には見えないのだけど、これまで執着してきた色んなものを手放すほど綺麗に輝くのかもしれない。

外側を磨いたり、理想や目標に向かってがんばったり、先に何かを探そうとするのも大切かもしれないけど、それよりもずっと大事なことが、今という瞬間の自分の内側にあった…というメーテルリンクの『青い鳥』みたいな、そんなようなことが、若い頃よりは少しずつ腑に落ちるようになってきました。ようやく。

最近は、災害含め自分の身にもいつ何があってもおかしくない時代だけど、こうして生かされているうちは、自分の内側から湧いてくる大切なものを日々ちゃんと意識して過ごすようにしたいと、真面目に思うこの頃です。