新しい職場の人間関係に馴染めずにいる友人の話を聞いていて、自分が辛い時のことを色々思い起こしていました。
生きづらさを感じて、人を信じられなくなったようなとき、きっと人によって色んな気持ちの切り替えかた、乗り越えかたがあると思いますが、私の場合、「人以外の存在」に、じっと心を傾けるのが、一番楽になります。
解決法を考えても考えても、辛さは解消されないので、しばしの現実逃避。
木や花や、空や風の音、生き物、なんでもいい。長い時間、頭をからっぽにして、五感を研ぎ澄ませる感じで、もの言わぬ存在に静かに意識を傾けます。
雑念が浮かんでも、イライラしたままでも、構わず、長い時間、ぼんやりとそうします。
なんだか何かの瞑想法みたいですが。
長い時間そうしていると、あるときふと何かが切り替わるような瞬間があって、スッと楽になります。
何か見えないエネルギーのようなものを、もらっているのかもしれないです。
人だけじゃない沢山の存在が、気づかないうちに、自分を癒やしたり支えてくれているのだと、そんなことを頭でなく体で実感して、少し楽になって、体が緩んで深く息が吸えている自分に気づいて、
そうして、またそっと人の世界に戻ります。
まだ人を信じられるわけじゃないけれど。そうやって「人以外の存在」に助けられて、エネルギーチャージします。
自分の心が少し優しくなって、少しだけ余裕が生まれて、そんなときふいに、意外な人から意外な優しさを感じたりして、それは、それまでには気づけなかった優しさだったりして、心が緩んだせいで気づけたことが嬉しくて、あ、まだがんばろう、と小さく思えたりして。
気休めかもしれないけど、一時しのぎかもしれないけど、そんなふうにしています。