本の書き写しでストレス発散

普段、何も手につかないようなとき、イライラ、むしゃくしゃしているときなどに、気持ちを落ち着けたくなると、よく本の書き写しをします。

気に入った言葉をピックアップするのではなく、一冊本を決めたら、何も考えずに最初の一文から無心で書き写す。写経のように。

我ながら変な趣味です。

書くことが嫌いじゃない方にはおすすめです。本当に落ち着きます。

「無心で」がポイント。

ペンは万年筆がベストです。力が要らないので手が疲れにくい。

今日は、特にむしゃくしゃしていたわけではないのですが、なんとなく活字が恋しくなり、無性に文字が書きたくなり(そういうことがたまにある)、久しぶりにやってみました。

どの本にしようか散々迷い、ずっと以前から、読みたいはずなのに読むと必ず眠気に襲われ全く前に進まないという、困った小説を選んでみました。

谷崎潤一郎『吉野葛』。
奈良県吉野山を題材にした小説。
吉野山はいつか必ず行ってみたい憧れの地で、春に何度か行く計画を立てたにもかかわらず、なぜか相手の体調不良や急な予定により反故になってしまうという…。

なのでせめて小説で吉野の空気を味わおうと何度も手に取るのですが、冒頭の後南朝の歴史部分で100発100中異様な眠気に襲われる。
なんなんだ私は。

それで今日、書き写しならさすがに眠くならないだろうと、やってみました。

ああ下手な字。
…はさておき、手を動かしているせいか、眠気には襲われず、チンプンカンプンな後南朝の歴史を、分からないところはネットで調べつつ(悲劇的なお話でした)、書きながら読み進めること15分。
(長時間やると疲れて逆にイライラしてくるので、10〜15分くらいが丁度いい。)

今日はちっとも無心ではなかったものの、一字一句書きながらだと、普段なら読み飛ばしてしまいそうな細部の表現の美しさや、細かな部分への興味や疑問が湧くので、なかなか濃い読書体験になりました。といってもまだ冒頭部分だけで、小説の核心にも触れていませんが…。

文字を書くって癒やされます。アートセラピーならぬ、写本セラピー?
これはきっと人によるのだろうけど、私はなぜだか子供の頃から「書く」という行為が無性に好きです。

そのわりに文章力は全然身につきませんが。
字もちっとも上手くなりませんが。

本でなくても、好きな歌の歌詞や新聞記事などなんでも有りで、自分には、昔から瞑想などよりずっと効果的な精神統一方法です。

本の書き写しでストレス発散” への2件のフィードバック

  1. 書き写しは私には忍耐力が全くなくて出来ないと思います(^^)/ 奈良・吉野山は千本桜と言われるようにヤマザクラが美しい所です。でも、その時期は銀座並みの人の多さです(^_-)-☆

    いいね: 1人

    1. wakasahs15thさん、いつもお読みいただき、いいね☆をいただきありがとうございます(*^^*)
      吉野山、銀座並みですか!人混みは苦手ですが、今春こそは行ってみたいと思っています。

      いいね: 1人

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