言葉のこと

自分の思いや考えを言葉にするのは、本当に難しい。
人との会話でも、メールでも、このブログでも。いつも痛感します。

感じていることの、半分も表現できない。言葉にすると、全く違うものになってしまったりして、自分の語彙力のなさにがっかりしてしまう。
本当の、心の底からの思いほど、うまく言葉にできず、歯がゆさを感じてしまいます。
そうこうしているうちに、大切な思いは、言葉にならないうちに消えてしまう。

だけど、私のような語彙力、表現力の乏しい者はもとより、誰にでも、言葉を扱うことを生業にしているような方々にさえ、おそらく、言葉にはならない思い、あえて言葉にしない思いがたくさんあるのだと。

本を読んでいるとたくさんの言葉に出逢いますが、これも著者さんの思いのほんの一部、かけらなのだと思うと、その奥に果てしなく深い世界が広がっているような気がして、気が遠くなってきます。

そういう中でも、自分とは全く異質な感じのする言葉と、同質の懐かしい感じのする言葉があり。どちらとの出逢いも自分には大切です。
異質な新しい印象の言葉(いい意味でも)との出逢いのほうが圧倒的に多いですが、稀に、自分と似た性質の場所から生まれていると感じる言葉(と言ってしまうと、とんでもなくおこがましいのですが)と出逢うこともあり。
初めて聴くのにどこか懐かしくて、深い共感を覚え、ときには泣きたいくらい感動してしまったり。
それは本を読んでいて一番幸せな瞬間です。

似ているけれど、自分が精一杯手を伸ばしても、到底届かない深さの言葉に、切ないくらいの強い憧れを抱いてしまう。

いつか、この深さに届きたい。

そういう気持ちが、何か生きる糧のようになって積み重なっていく気がします。

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