今日は、久しぶりに空が澄んでいるというか、星が綺麗に見えました。
といっても、私の住んでいるまちの空は、満天の星空にはほど遠いですが。
ぽつりぽつりと見える星が、それでもとても綺麗です。
志村ふくみさんの『伝書』の一節を思い出しました。
ある夜、星を見ていた。
その時、漆黒の夜空に光を穿ち、瑞々しく瞬く星が、私の魂に直結していることを感じた。
私たちは、光を宿す宇宙の星屑である。
以前にも記事に書いた、とても好きな一節です。
星と人は一対になっているというのは、本当でしょうか。
先日、北海道の被災地で撮影された満天の星の写真を見ていたら、なんだかありえるような気がしてきます。
空気が澄んだ日の夜空を眺めていると、全身がじんわりと癒やされる感じがして、いつも、どこか懐かしいような、泣きたいような感覚になるのはそのせいか。
そんなことを夢見つつ、ふと振り返ると、相棒犬のキョトンとした眼差し。
犬にも、対になる星ってあるのかな?
この子とは、出逢ったときから、以前から知っているような懐かしさがありました。
最初から、一緒にいることがすごく自然で違和感がなく、しっくり馴染んで、何を要求してるかとかが感覚的にわかる感じでした。不思議に思えるほど。
前世でも一緒にいたのかもしれないなあ。
そんな飼い主の妄想をよそに、カカカカカ、と耳のうしろを掻いて、大あくび。
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